2026年1月12日(月・祝)、第36回御木本メソッドアカデミー認定講師と研修生のためのセミナーが日本体育大学 世田谷キャンパス教育研究棟2階 2205教室にて開催されました。講師には、昨年に引き続き日本体育大学 陸上競技部パラアスリートブロック監督の水野洋子先生をお迎えしました。

水野 洋子先生プロフィール:2015年日本体育大学大学院体育科学研究科コーチング学専攻博士前期課程満期終了。2020年日本体大育大学大学院体育教育学博士後期課程満期退学。2015年からパラスポーツの陸上競技の指導に携わり、パラリンピックおよびパラ世界陸上競技選手権大会にて、OBOG含めてメダル獲得数は10個。(2026年1月現在)
パラアスリートになる背景は多種多様である。障害を持つうえでの苦悩や困難をスポーツを通して喜びや幸福にかえ、「自分の力で自分の人生を変えていく」ことを目的にパラアスリートの育成に取り組んでいる。
第2回となる今回は、前回学んだコーチング理論(傾聴・承認・質問など)を現場で活かすための実践編として、ディスカッション中心のセミナーを開催しました。参加者同士による熱のこもった意見交換が行われ、学びの深い時間となりました。
テーマ:「理論から実践へ 〜個の経験を組織の知恵に〜」
■ 前半:私のグッドプラクティス(成功事例)

3〜4名のグループに分かれ、コーチングを取り入れたレッスンでの成功体験をシェアしました。そこで語られていたのは、「生徒一人ひとりの心にどう向き合うか」という、教育の本質とも言える真摯な姿勢でした。相手を観察し、信頼を結び、自ら考えさせる。 その徹底した「生徒ファースト」のあり方に、深い感銘を受けました。前回配布された振り返りシート等を使って生徒の課題を見える化している例も紹介され、前回のセミナーの学びを指導に活かしている様子が伺えました。
■ 後半:課題解決ディスカッション

現在抱えている悩みに対し、全員で解決のヒントを出し合いました。自分一人の視点では気づけなかったアイデアや体験談に触れ、質問者の表情がパッと明るくなった瞬間が非常に印象的でした。
豊富な経験を持つ講師や研修生同士が知恵を出し合う場は、大変貴重な機会です。答えのない問いと向き合いつつも「悩んでいるのは自分一人ではない」と再確認し、新しい視点を得ることで、明日からの指導に前向きになれるひとときとなりました。「生徒のやる気がない」「相性の良し悪し」で片付けるのではなく、その奥にある生徒の背景にある多様な原因に気付き、適切な手を差し伸べられる指導者=コーチでありたいと強く思いました。

セミナー後は、水野先生を囲んで和やかなお茶会も開かれ、親睦を深めました。参加者からは、「色々な講師の方の意見を伺い、大変刺激を受けました!」「いろいろなケーススタディを共有することは指導をする上で大変参考になります。簡単なことではないということを理解しつつ、今後、生徒さんの様子を観察しながら経験値を上げたいです」などの感想をいただきました。

遠方から、またお忙しい中ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!
















